オブジェマッピング 0p:_try

 

プロジェクト技術 /横田実雨子

(コンセプト)卒業制作?

(作品説明)この3年間、私のりら生活の主軸となっていたのは、映像と照明でした。映像は画面の中の二次元にあるモノで、照明は三次元(りらでは舞台)で空間を照らすモノ。

どちらも手で掴んで実際に触れるはできませんが、それらはいつもキラキラ光っていて綺麗で、映し出されると人の視線を惹きつけて心を掴んでしまう力があると思います。

進路を決めることになったとき考えました。照明か映像か、ステージにも関わっていたいけど映像も作り続けたくて、どっちを選ぼうか、どちらの道に進むのかと。悩みぬいて出したのが、『どちらもできることをする』という答えでした。 どういうことかと言うと、例えば想像していただきたいのが 3人組ユニットのPerfume が行っているような舞台演出です。 演出に映像技術(マッピング)を組み込んで、舞台上に映像を投影することで観客の想像 を遥かに超えていくような世界観を 、目に見える形で表現することを可能とするあの技術 、 あれを身に付けることができたら最高なんじゃないかと考えたのです。

そう思ってからは、できれば卒業する前に一度その技術の元となる、プロジェクションマ ッピングを作ってみたいと考えるようになりました。

そんな私の願望を叶えてくれたのが、プロジェクト舞台技術の授業時間でした。今年新しくできたプロジェクト活動で 、『舞台技術』という言葉を多方面から切り取った幅広い技術に挑戦できる授業です。

この貴重な機会、時間を逃す訳にはいかないと、鞍先生から初めてのプロジェクションマ ッピングと言う本を貸してもらい、小久江先生からどんな感じ?と見守られ、他メンバー の人から楽しみにしてるねと声をかけてもらいながら、パソコン・プロジェクターと格 闘してやっと完成してできたのがこの作品です。

舞台技術の時間で作った作品なので、投影物は箱馬(舞台装置のひとつ)と今年のほたるナイ トの展示作品に使うためにみんなで初めて一緒に作った立方体にしました。